Boeing Future of Flight「Sky Deck」はどんなところ?
Sky Deck(スカイデッキ)は、アメリカ・ワシントン州のペインフィールド空港に隣接する航空展示施設「Boeing Future of Flight(ボーイング・フューチャー・オブ・フライト)」の屋上に設けられた展望スペースです。
ここからは、ペインフィールドの滑走路や誘導路、ボーイングのエバレット工場などを一望でき、空港を離着陸する航空機や工場周辺に駐機している機体を撮影することができます。
この場所の最大の魅力は、ボーイングの製造途中の航空機を間近で眺められることです。私が訪問した際には、航空会社の塗装が施される前の緑色の大型機が複数駐機しており、一般的な空港の展望デッキではなかなか見ることのできない光景が広がっていました。

特に展望スペースの右手奥へ進むと、大型機が非常に近い距離に駐機しており、航空機の大きさや迫力を存分に感じることができました。
また、屋上にはテーブルや椅子、ソファなども設置されており、飛行機を眺めながらゆっくりと過ごせる環境が整っています。
実際に訪問した印象では、滑走路を離着陸する航空機を次々と撮影するというよりも、ボーイングの製造施設周辺に駐機する航空機をじっくり撮影するのに適した場所だと感じました。
機体との距離が近い場所もあるため、一眼カメラだけでなく、スマートフォンでも十分に迫力のある写真を撮影できます。飛行機撮影を目的とする方はもちろん、シアトル観光の一環として訪れる方にもおすすめのスポットです。
営業時間・光線・特記事項
| 営業時間 | 8:30~17:30(現地時間)。一部祝日は休館。 |
| 光線 | 日中は撮影方向によってやや逆光気味。太陽が高い時間帯であれば、比較的撮影しやすい印象。 |
| 推奨使用レンズ | 広角~標準レンズ、望遠レンズ。近距離の駐機機体はスマートフォンでも十分撮影可能。遠方の機体や離着陸機には望遠レンズがおすすめ。 |
| 脚立使用の有無 | 不要。屋上の展望スペースから撮影可能。 |
| アクセス手段 | 自動車・レンタカーなど。Boeing Future of Flightの建物内から階段またはエレベーターでアクセス。 |
| 駐車場 | あり(無料)。施設入口付近に専用駐車場あり。 |
| トイレ・自販機 | トイレは施設内にあり。館内にカフェあり。 |
| その他 | 私の訪問時は無料で利用できました。ただし、2026年10月29日時点の公式案内では、Sky Deckを含む一般入場券は大人14米ドル。駐機機体や撮影できる航空機は訪問日によって異なる。 |
この場所で撮影した飛行機写真
Sky Deckから実際に撮影した航空機の写真をご紹介します。今回はボーイングの製造途中の機体が多数駐機しており、普段の空港ではなかなか見ることのできない光景を撮影することができました。
こちらは、ボーイングの製造施設周辺に駐機している航空機を撮影した写真です。中央には航空会社の塗装が施されていない機体が見られ、その周囲にも緑色の保護塗装をまとった大型機が複数並んでいます。
撮影場所からはかなり距離があったため、RF100-500mmの望遠端となる500mmで撮影しました。しかし、距離があることもあり、やや陽炎の影響を受けているようにも感じられます。
遠方の機体を撮影する場合には超望遠レンズが役立ちますが、天候や気温によっては陽炎の影響にも注意が必要です。

2026/10/06 _06:30 Canon EOS R6m2 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM ISO 100 500.0 mm f / 11 1/200 秒
こちらも、離れた場所に駐機している大型機を撮影した写真です。
緑色の保護塗装に覆われた胴体が特徴的で、機体の周囲には作業用の階段や車両などが並んでいます。また、エンジンが取り付けられる部分には保護材のようなものが見られ、通常の空港で目にする完成した航空機とは大きく異なる姿をしています。
背景に広がる山々とともに、製造途中の航空機を撮影できるというのも、この場所ならではの魅力だと感じました。

2026/10/06 _06:31 Canon EOS R6m2 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM ISO 100 400.0 mm f / 11 1/200 秒
こちらは、Sky Deckのすぐ近くに駐機していたボーイング777Xシリーズと思われる大型機です。
先ほどの写真とは異なり、機体までの距離が非常に近かったため、RF24-240mmの広角端となる24mmで撮影しました。
展望スペースの眼下には、緑色の保護塗装をまとった大型機が何機も並んでおり、初めてこの光景を目にしたときには、その迫力に驚かされました。
ただし、最も手前に駐機していた機体は、後方部分や垂直尾翼が建物に隠れてしまう位置にあったため、機体全体をきれいに収めることは難しい状況でした。
それでも、これほど近い距離から製造途中の大型機を眺められる機会はなかなかなく、非常に印象に残る撮影となりました。

2026/10/06 _06:44 Canon EOS R6m2 RF24-240mm F4-6.3 IS USM ISO 100 24.0 mm f / 7.1 1/640 秒
最後は、先ほどの大型機の前方部分をクローズアップして撮影した写真です。
こちらはRF24-240mmを使用し、焦点距離52mmで撮影しています。標準域の焦点距離でも機体の迫力が十分に伝わるほど、近い位置に駐機していることが分かります。
この機体は、主翼の先端を上方へ折りたためる構造が特徴のボーイング777Xシリーズ、なかでも777-9と思われます。

2026/10/06 _06:44 Canon EOS R6m2 RF24-240mm F4-6.3 IS USM ISO 100 52.0 mm f / 6.3 1/640 秒
777Xは従来の777シリーズを発展させた次世代大型旅客機で、2026年10月時点ではまだ商業運航が始まっていません。日本の空港で日常的に見ることのできない機体を、さらに航空会社の塗装が施される前の状態で撮影できたことは、非常に貴重な体験となりました。
Sky Deckでは駐機中の機体が中心となるため、航空機の動きを楽しむという点では物足りなさを感じるかもしれません。しかし、こうした珍しい航空機をじっくり観察できることを考えると、航空ファンには十分おすすめできる撮影スポットだと思います。
アクセス
Sky Deckは、ペインフィールド空港に隣接する「Boeing Future of Flight」の建物の屋上にあります。
今回、私はシアトル・タコマ国際空港からレンタカーを利用して訪問しました。施設には無料の駐車場が設けられているため、自動車でのアクセスが便利です。
Sky Deckへは建物内の階段またはエレベーターまたは階段を利用して向かいます。ここでは、実際に訪問した際の写真を使って、建物の入口から展望スペースまでの行き方をご紹介します。

まず、Boeing Future of Flightの建物に入ると、広々としたエントランスロビーが広がっています。館内には受付カウンターが設けられているため、不安な方はSky Deckの利用について確認してから進むとよいでしょう。

受付カウンターの横を通って建物の奥へ進むと、階段とエレベーターがあります。Sky Deckは上階にあるため、こちらから移動します。

エレベーターを利用する場合は、「Sky Deck」と表示された2階のボタンを押します。階段でもアクセスできますが、カメラやレンズなどの荷物が多い場合にはエレベーターの利用がおすすめです。

エレベーターを降りると、「WELCOME TO THE SKY DECK」と書かれた出入口があります。こちらの扉から屋外へ出ると、Sky Deckに到着です。

屋外に出ると、テーブルや椅子、ソファなどが並ぶ広々としたスペースが広がっています。飛行機を眺めながらゆっくりと過ごせるようになっており、観光目的でも楽しめる場所です。

そのまま道なりに空港側へ進んでいくと、ペインフィールドの滑走路やボーイングの製造施設を見渡せる展望エリアが広がっています。
さらに右手奥へ進むと、ボーイングの製造途中の航空機を間近で眺められる場所もあります。私が訪問した際には、緑色の保護塗装をまとった大型機が近くに駐機しており、非常に迫力のある光景を見ることができました。

なお、駐機している航空機の種類や位置は日によって異なります。必ずしも同じ場所に機体が駐機しているとは限りませんが、普段の空港ではなかなか見ることのできない航空機を撮影できる、おすすめのスポットです。

