今回は、関西国際空港の国内線出発エリアに設けられている「ラウンジKANSAI(Lounge KANSAI)」についてご紹介します。
関西国際空港のラウンジKANSAIは、JALやANAなどのラウンジ利用対象者が利用できる国内線共用ラウンジです。2022年10月26日の国内線エリアリニューアルに合わせてオープンし、航空会社の上級会員や対象の搭乗クラスを利用する旅客に、出発前の快適な空間を提供しています。
今回、私はJALグローバルクラブ(JGC)会員として、関西国際空港から羽田空港へ向かうJAL228便に搭乗する際に利用しました。
ラウンジ内は清潔感があり、ソファ席やテーブル席など、さまざまな座席が用意されています。また、充電設備が充実しているほか、アルコール類を含むドリンクの種類も豊富で、出発前の時間を快適に過ごすことができました。
この記事では、ラウンジKANSAIへのアクセス方法や利用条件、座席・設備、ドリンクサービスなどについて、実際に撮影した写真とともに詳しくご紹介します。
ラウンジKANSAIとは?

ラウンジKANSAIは、関西国際空港第1ターミナルの国内線出発エリアに設けられている航空会社共用ラウンジです。
2022年10月26日に実施された国内線エリアのリニューアルに合わせて開設され、それまで航空会社ごとに設けられていたラウンジに代わり、JALやANAなどの対象旅客が利用する施設となりました。
航空会社の上級会員をはじめ、所定の利用条件を満たした旅客が利用できるラウンジであり、一般的なクレジットカードラウンジとは異なります。
ラウンジ内では、ソフトドリンクやアルコール類が提供されているほか、Wi-Fiや充電設備なども利用できます。
なお、関西国際空港には国際線用の「KIX Lounge KANSAI」もありますが、今回ご紹介するのは国内線専用の「Lounge KANSAI」です。名称が似ているため、利用する際には注意が必要です。
ラウンジKANSAIの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | Lounge KANSAI(ラウンジKANSAI) |
| 所在地 | 関西国際空港 第1ターミナル3階 |
| エリア | 国内線保安検査通過後 |
| 最寄り搭乗口 | 25番・26番搭乗口付近 |
| 営業時間 | 5:30~最終便出発まで |
| 座席数 | 約140席 |
| 喫煙 | 全席禁煙 |
| ドリンク | ソフトドリンク・アルコール類 |
| 主な設備 | Wi-Fi・充電設備・トイレなど |
| 運営・所有者 | 関西エアポート |
※営業時間は保安検査場の開場時刻などによって変更される場合があります。
ラウンジKANSAIの利用条件
ラウンジKANSAIは、JALやANAなどの対象旅客が利用できる航空会社ラウンジです。
JAL便を利用する場合、主に以下の会員ステイタスを保有する旅客が利用対象となっています。
| 会員ステイタス | 利用可否 |
|---|---|
| JMBダイヤモンド | 利用可能 |
| JGCプレミア | 利用可能 |
| JMBサファイア | 利用可能 |
| JALグローバルクラブ(JGC) | 利用可能 |
| ワンワールド エメラルド | 利用可能 |
| ワンワールド サファイア | 利用可能 |
| JMBクリスタル | 所定のラウンジクーポンで利用可能 |
JGC会員やJMBサファイア会員などは、所定の条件のもとで同行者1名も利用できます。ただし、JMBクリスタル会員は、1,000マイルと交換するラウンジクーポンを使用すれば本人のみ利用可能です。クリスタル会員向けに無料配布される国内線サクララウンジ専用クーポンは対象外となっています。
また、会員ステイタスを保有していない場合でも、対象となる搭乗クラスや乗り継ぎ条件によって利用できる場合があります。
ANA便についても、所定の会員ステイタスや搭乗クラスなどの利用条件が設けられています。
詳しい利用条件は航空会社や搭乗便によって異なるため、利用前に各航空会社の公式サイトで確認することをおすすめします。

ラウンジ入口付近には利用条件に関する案内が設置されており、クレジットカードラウンジではないことも明記されていました。
ラウンジKANSAIの場所・アクセス方法
ラウンジKANSAIは、関西国際空港第1ターミナルの国内線保安検査場を通過した先、3階にあります。
国内線出発保安検査場を通過したら道なりに進みます。

すると、動く歩道がまっすぐ続く通路に出ますのでこれをまっすぐに進みます。

すると、国内線出発エリアの飲食店や売店などが設けられたエリアに到着します。空港内の案内表示に従って進みます。

ラウンジKANSAIは3階にあるため、エスカレーターやエレベーターを利用して向かいます。


ラウンジのエントランスは、白を基調とした清潔感のある空間となっています。

壁面には緑を取り入れた装飾が施されており、奥には「Lounge KANSAI」の文字が確認できます。
華美な装飾はありませんが、落ち着いた雰囲気の入口となっていました。
ラウンジ内の雰囲気・座席
ラウンジKANSAIの内部は、白やグレーを基調とした、明るく清潔感のある空間となっています。
全体的に落ち着いた色合いで統一されており、派手さこそありませんが、出発前の時間をゆっくりと過ごせる雰囲気が印象的でした。こちらの写真はレセプションを通ったあとすぐに見えるラウンジの全景です。

ラウンジ内には、ゆったりと座れる一人掛けのソファ席をはじめ、テーブル席や窓際の座席など、さまざまなタイプの座席が用意されています。壁で隠れてしまっていますが、写真の左手にドリンクコーナーがあります。
ソファ席はグレー系の落ち着いた色合いで統一されており、一人でゆっくり過ごしたい場合にも利用しやすい印象です。
座席の間には小さなテーブルが設けられているため、飲み物などを置いてくつろぐことができます。
こちらは、ラウンジの奥のほうにある座席です。空港側の景色を眺められる座席も用意されていました。

訪問したのは夜間でしたが、大きな窓から外の様子を眺めることができ、開放感のある空間となっていました。

また、ラウンジの一角には複数人で利用できるテーブル席も設けられています。
一人掛けのソファ席だけでなく、こうしたテーブル席もあるため、同行者と一緒に利用する場合や、パソコンなどを広げて作業したい場合にも便利だと感じました。
混雑状況について
私が利用した際には、出発便が集中する時間帯になると、ラウンジ内がやや混雑する様子も見られました。ただし、座席を確保できないほどの混雑ではなく、利用中に大きな不便を感じることはありませんでした。約140席という座席数もあり、私が訪問した際には、比較的余裕を持って利用できた印象です。
もちろん、混雑状況は曜日や時間帯、出発便の運航状況などによって異なるため、常に座席を確保できるとは限りません。
充電設備・コンセント
ラウンジKANSAIで特に便利だと感じたのが、充電設備の充実ぶりです。
ラウンジ内では、ほぼ各席にコンセントなどの充電設備が設けられており、スマートフォンやパソコンの充電に困ることはなさそうでした。
写真のように、ソファ席の間に設けられたテーブル部分には、ACコンセントやUSBポートが設置されています。(少しわかりにくいですが、中央にACコンセントの差込口があります。)

座席のすぐ近くで充電できるため、スマートフォンを操作しながら充電したい場合などにも便利です。
窓際のカウンター席にも充電設備が用意されていました。

搭乗前にスマートフォンやモバイルバッテリーを充電したい方はもちろん、パソコンを使用して作業をしたい方にとっても、利用しやすい環境だと感じました。
ラウンジKANSAIのドリンクサービス
ラウンジKANSAIでは、ソフトドリンクからアルコール類まで、さまざまな飲み物が提供されています。今回利用してみて、特に印象に残ったのがドリンクの種類の豊富さです。
定番のコーヒーやソフトドリンクだけでなく、ほかの国内線ラウンジではあまり見かけない銘柄のアルコール類なども用意されていました。
ソフトドリンク・コーヒー
ドリンクコーナーは、黒を基調とした落ち着いたデザインとなっています。
壁面には出発便の運航情報を確認できるモニターも設置されており、飲み物を取りに来た際などに、自分が搭乗する便の状況を確認できます。

ソフトドリンクコーナーには、タッチパネル式のドリンクサーバーが設置されています。
コーラなどの炭酸飲料をはじめ、複数の種類から好みの飲み物を選択できるようになっていました。また、製氷機も設置されているため、冷たい飲み物を楽しむことができます。

コーヒーマシンも設置されており、コーヒーやカフェラテなど、さまざまなメニューを選択できます。

温かい飲み物だけでなく、氷を入れればアイスメニューにも対応しているため、好みに合わせて選べるのが魅力です。
コーンスープも楽しめる!
個人的に印象に残ったのが、コーヒーマシンからコーンスープが提供されていることです。
空港ラウンジではコーヒーや紅茶などの飲み物が中心となることも多いため、コーンスープが用意されているのはうれしいポイントだと感じました。

実際に飲んでみたところ、温かく、搭乗前に少し小腹を満たしたい場合などにもよさそうです。
ただし、個人的には塩味がやや強めに感じられました。味の好みには個人差がありますが、飲みすぎには少し注意したいところです。
アルコール類も充実
アルコール類についても、充実した品ぞろえが印象的でした。ビールサーバーには、キリンの「一番搾り」と「ハイネケン」が用意されています。

国内線ラウンジでは国産ビールを中心としたラインナップを見かけることが多いため、ハイネケンが提供されているのは個人的に魅力的だと感じました。
また、キリンの「氷結」やウイスキー「陸」も用意されており、ビール以外のアルコール類も楽しめます。

定番のビールだけでなく、こうした選択肢があるのは、ラウンジKANSAIの特徴の一つといえるのではないでしょうか。
なお、アルコール類の提供銘柄は変更される場合があります。
軽食・おつまみ
ラウンジKANSAIでは、ドリンクコーナーにおつまみも用意されています。私が訪問した際に確認できたおつまみは、個包装の柿の種でした。個包装となっているため、必要な分だけ取りやすく、衛生面でも安心感があります。

一方で、食事として利用できるような軽食類はありません。そのため、しっかりと食事を済ませたい場合には、ラウンジに入る前に空港内の飲食店などを利用しておくとよいでしょう。
なお、ラウンジ内には飲食物の持ち出しを控えるよう案内が掲示されているため、提供されている飲食物はラウンジ内で楽しむようにしましょう。
トイレ・その他の設備
ラウンジKANSAIには、トイレやWi-Fiなど、出発前に便利な設備が設けられています。
トイレ
ラウンジ内にはトイレが設置されています。実際に利用した際には、清掃が行き届いており、清潔な状態が保たれていました。ラウンジ全体と同様に、トイレについても特に気になる点はなく、快適に利用することができました。
複合機・通話スペース
ラウンジ内には、複合機が設置されたスペースも確認できました。搭乗前に書類を扱う必要がある場合などには、便利な設備といえそうです。

ただし、複合機の具体的な利用条件や料金については確認できていません。
また、通話用のスペースも設けられています。

ラウンジ内では周囲への配慮が必要となるため、電話を利用する際には、こうしたスペースを活用するとよいでしょう。
そのほか、ラウンジでは無料Wi-Fiも利用できます。
ラウンジから搭乗口までのアクセス
今回は、関西国際空港を21時台に出発するJAL228便で、羽田空港へ向かいました。
利用した搭乗口は41番でした。ラウンジKANSAIを出た後は、案内表示に従って搭乗口へ向かいます。
今回利用した41番搭乗口については、ラウンジからそれほど遠く感じることはなく、移動に大きな負担はありませんでした。搭乗口の位置によって移動距離は異なりますが、今回の利用では、出発前の時間をラウンジで比較的ゆっくり過ごすことができました。優先搭乗を利用するためラウンジをしゅつぱつ時間の25分前くらいに出て、3~5分程度で搭乗口付近に到着しました。その後、搭乗口付近で5分程度待機したのち、優先搭乗で搭乗することができました。
ただし、搭乗口は運航状況などによって変更される場合もあるため、出発前には必ず案内表示や航空会社のアプリなどで確認しましょう。
また、ラウンジKANSAIでは、搭乗案内や変更事項に関するアナウンスが行われないため、搭乗時刻には注意が必要です。
実際に利用した感想
今回、ラウンジKANSAIを利用しましたが、全体的に満足度の高いラウンジだと感じました。
特に印象的だったのは、ラウンジ内の清潔感と、充電設備の充実ぶりです。ソファ席やテーブル席など、用途に合わせて座席を選べるだけでなく、ほぼ各席に充電設備が設けられているため、搭乗前の時間を快適に過ごせます。
また、ドリンクサービスも充実しており、ハイネケンや氷結など、ほかの国内線ラウンジではあまり見かけないアルコール類が提供されている点も魅力的でした。コーヒーマシンからコーンスープが提供されている点も印象に残っています。塩味はやや強めに感じましたが、温かいスープを楽しめるのはうれしいサービスです。
一方で、軽食については柿の種が中心となっており、食事を目的とした利用にはあまり向いていない印象でした。混雑についても、出発便が集中する時間帯にはやや利用者が増えますが、私が訪問した際には座席を確保できないほどではありませんでした。
設備・清潔感・ドリンクサービスのいずれについても大きな不満はなく、出発前にゆっくりと過ごすには十分なラウンジだと感じました。
まとめ
今回は、関西国際空港第1ターミナルの国内線出発エリアにある「ラウンジKANSAI」についてご紹介しました。
ラウンジKANSAIは、2022年10月の国内線エリアリニューアルに合わせてオープンした航空会社共用ラウンジです。
清潔感のある室内には、ソファ席やテーブル席など約140席が設けられており、充電設備やWi-Fiなど、出発前に便利な設備が充実しています。
また、ドリンクサービスについても、定番のソフトドリンクやコーヒーに加えて、コーンスープやさまざまなアルコール類が用意されており、満足度の高い内容でした。
軽食の種類は限られているものの、出発前に飲み物を楽しみながらゆっくり過ごすには、十分な設備とサービスが整っていると感じます。
関西国際空港から国内線を利用する際に、ラウンジの利用資格をお持ちの方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

