山形空港ひこうき公園はどんなところ?
山形空港ひこうき公園は、山形空港の滑走路西側、RWY19寄りに位置する撮影スポットです。
公園全体が周囲よりもやや小高くなっており、山形空港の滑走路を広く見渡すことができます。山形県の資料によると、公園の総面積は12,300㎡で、展望広場が2か所、多目的広場、東屋、公衆トイレ、駐車場などが整備されています。
滑走路との間にフェンスはありますが、公園側の地面が高くなっているため、基本的には脚立を使用しなくても撮影しやすい環境です。離陸・着陸する機体を眺められるだけでなく、機体の動きに合わせてさまざまな構図を狙える、山形空港でもおすすめの撮影スポットのひとつです。
特にRWY01から離陸する機体は、滑走路をこちらに向かって加速してくる様子から、浮き上がって上昇していく姿まで撮影することができます。離陸位置は機種や風、重量などによって変わりますが、条件によっては公園付近で機体が浮き上がり、斜め前方から真横、そして上昇していく姿へと連続して撮影できるのが魅力です。
写真1枚目は、公園の展望スペースから滑走路方向を見た様子です。
園内には舗装された通路や芝生の広場、東屋などがあり、飛行機を待ちながらゆっくり過ごすこともできます。滑走路側が大きく開けているため、飛行機撮影だけでなく、山形の山々を背景に飛行機を眺められるのもこの場所ならではです。

こちらは、公園内に設置されているトイレです。
実際に利用しましたが、訪問時はとてもきれいに清掃されており、気持ちよく利用することができました。長時間飛行機を待つこともある撮影スポットなので、すぐ近くにトイレがあるのはかなりありがたいポイントです。山形県の資料でも、公園内に公衆便所が1棟設置されていることが確認できます。

下の写真は、公園のRWY19方向側にある駐車場付近の様子です。
山形空港ひこうき公園には駐車場が2か所設けられており、2か所を合わせて20台分が用意されています。こちらのRWY19方向側の駐車場は、私が訪問した際には比較的空いていました。写真では、緑色の矢印がRWY19方向、青色の矢印がRWY01方向です。公園が滑走路のどのあたりに位置しているのかを把握する際にも参考になると思います。

こちらは、反対側となるRWY01方向側の駐車場です。
こちらは私が訪問した昼頃には、車内で休憩している方なども多く、比較的多くの車が停まっている印象でした。飛行機を見に来ている人ばかりというわけではなく、周辺で働く方などの休憩場所としても利用されているようでした。
撮影目的で訪れる場合、どちらか一方が混雑していてももう一方の駐車場を利用できるため、車で訪問しやすい撮影スポットといえます。

山形空港ひこうき公園は滑走路の西側に位置しているため、午前中は東側に太陽があり、機体の向こう側から光が入る逆光傾向となります。
昼頃から太陽が西側へ回り始め、午後になるにつれて光線状態が改善し、午後から夕方にかけて順光で撮影しやすくなっていきます。
そのため、機体を明るくきれいに撮影したい場合には、基本的には午後の訪問がおすすめです。一方、午前中は逆光を生かしたシルエットや光の反射を狙うなど、違った雰囲気の写真を楽しむこともできます。
営業時間・光線・特記事項
| 営業時間 | 24時間 |
| 光線 | 午前逆光 |
| 推奨使用レンズ | 中望遠~望遠 |
| 脚立使用の有無 | 基本的に必要なし。 |
| アクセス手段 | 車or徒歩 |
| 駐車場 | あり。(20台) |
| トイレ・自販機 | トイレあり。自動販売機なし。 |
| その他 | トイレは、公衆トイレとは思えないほどきれい。 |
この場所で撮影した飛行機写真
山形空港ひこうき公園は、滑走路を広く見渡せるだけでなく、RWY01から離陸する機体を滑走開始から上昇していくまで連続して追いやすい撮影スポットです。
午前中は逆光傾向となりますが、午後から夕方にかけては機体に光が当たりやすくなり、山形の山々や市街地を背景にした写真を楽しむことができます。
まずは、午前中に撮影した写真です。RWY01から離陸したFDAのエンブラエル175を撮影しました。

ちょうど機体が滑走路を離れた直後のタイミングで、斜め前方から上昇してくる姿を捉えることができます。午前中の撮影だったため若干逆光気味ではありますが、背景に山形の山々が大きく広がり、空港周辺の自然を感じられる構図になりました。
先ほどの機体がさらに機首を上げて上昇していくところです。
公園からは離陸する機体を比較的長い時間追うことができ、機体の角度が徐々に変化していく様子も撮影できます。山を背景に上昇していく緑色の機体は、山形空港らしさを感じられる一枚になりました。

さらに高度を上げ、公園の前を通過していくFDA機です。
青空の中に鮮やかな緑色の機体がよく映えます。午前中は光線条件こそ逆光傾向ですが、機体が上昇して空を背景にするようになると、また違った雰囲気の写真を楽しめます。

ここからは、午後から夕方に再び訪問した際に撮影したJ-AIRの機体です。
エプロンを出発し、RWY01へ向かってタキシングしている様子です。
滑走路まで距離はありますが、公園が小高い場所にあるため、機体全体を見渡しながら撮影できます。背景に山並みを入れられるのも、この場所の魅力のひとつです。


RWY01から離陸滑走を開始した機体です。
正面に近い角度から機体を撮影でき、背後には山形空港周辺の市街地や店舗の看板なども写り込みます。飛行機だけではなく、山形の街並みと一緒に撮影できるのも面白いポイントです。

離陸滑走を続け、機首が上がり始めた瞬間です。
この便は比較的早い位置で機首上げをしたように感じました。滑走路上の機体と、その奥に広がる街並みを一緒に写すことで、空港と街との距離感も伝わる写真になりました。

滑走路を離れ、上昇を開始したところです。
先ほどの構図からさらに高度が上がり、機体の下面までしっかり見えるようになります。公園からは離陸後の機体を正面寄りから斜め横へと連続して追えるため、短時間でもさまざまな角度の写真を撮影できます。

公園の正面よりややRWY19方向側まで飛んできたところです。
背景には山々が大きく広がり、飛行機と山形の自然を組み合わせた構図を狙うことができます。個人的には、このひこうき公園らしさを特に感じられる撮影位置だと思います。

さらに高度を上げていくJ-AIR機です。
機体の下に山並みが入り、山の上を飛び越えていくような構図になりました。午後の光が機体にしっかり当たっており、午前中と比べても撮影しやすい光線になっていることが分かります。

ある程度高度が上がると、背景をほぼ青空だけにして撮影することもできます。
夕方の低い太陽に照らされ、白い機体がわずかにオレンジ色を帯びているのも印象的です。青空と白い機体の組み合わせはシンプルですが、とても映える構図です。

大阪へ向けて飛んでいった機体を、さらに遠くまで追いかけて撮影しました。
この後、機体は左方向へ旋回していったため、600mmや800mmクラスの超望遠レンズがあれば、旋回する機体を狙った「ひねり」の構図も楽しめそうです。
この写真については撮影データを確認できていませんが、500mm側でカメラ内の1.6倍クロップを使用して撮影した可能性があります。そのため、焦点距離については参考程度としてください。

山形空港ひこうき公園は、離陸前のタキシングから離陸滑走、機首上げ、そして上昇していく機体まで、ひとつの場所からさまざまな場面を撮影できます。
特に午後から夕方は光線状態も良くなり、山形の山々や市街地、青空など、背景を変えながら撮影を楽しめるおすすめのスポットです。
アクセス
山形空港から山形空港ひこうき公園までは、県道184号を経由して約1.1km、車で数分程度の距離です。空港を出て県道184号を進み、滑走路の西側に沿ってRWY19方向へ向かうと、公園の駐車場へアクセスできます。山形空港から非常に近いため、飛行機の到着・出発時刻に合わせて移動しやすい撮影スポットです。
道順に沿って進んでくると、進行方向左手にこちらのような駐車場が見えてきます。山形空港ひこうき公園には滑走路沿いに駐車スペースが設けられているため、まずはこちらに車を停めます。

車を停めたら、青い矢印で示した方向にある歩道へ進みます。ここから先は車ではなく、徒歩で公園内を進んでいきます。

公園内に入ると、左右に赤茶色の舗装された遊歩道が分かれています。どちらの道を進んでも公園上部へ向かうことができるので、歩きやすい方を選んで問題ありません。

遊歩道は緩やかな上り坂になっており、このような道がしばらく続きます。公園自体が小高く造られているため、上へ進むにつれて山形空港の滑走路が少しずつ見渡しやすくなってきます。

途中にはベンチが設置された広場のような場所もあります。ここからでも空港方面を見ることはできますが、撮影するのであれば、さらに奥にある公園の高い場所まで進むのがおすすめです。

そのまま遊歩道を進むと、さらに一段高くなった場所へ向かいます。公園内は開けており、特に大きな障害物もないため、カメラや望遠レンズを持って歩く場合でも比較的移動しやすい印象でした。
公園の最も高い場所には、きのこのような形をした屋根の東屋があります。この付近が飛行機撮影をするうえでは特に見晴らしが良く、RWY01方向からRWY19方向まで滑走路を広く見渡すことができます。

こちらは東屋付近からRWY01方向を見た様子です。滑走路周辺まで視界が大きく開けているため、RWY01から離陸する機体を滑走中から上昇していくところまで追いかけやすくなっています。

反対にRWY19方向を見ると、このような景色になります。先ほどとは別の、公園北側にある駐車スペースも見渡すことができます。撮影する場所や利用する駐車場によって、公園内の移動距離を調整することもできそうです。

さらにRWY19方向を広角で見ると、山形空港の滑走路とその周辺をかなり広い範囲で見渡せることが分かります。滑走路と公園の間には道路があり、時折乗用車のほか大型車も通行しますが、公園自体が道路より高い位置にあるため、撮影時に大きく視界を遮られる場面はそれほど多くありませんでした。

駐車場から撮影場所まではそれほど距離もなく、公園内の遊歩道を少し歩くだけで滑走路を広く見渡せる場所までアクセスできます。駐車場やトイレも利用でき、長時間の撮影もしやすいため、山形空港で飛行機撮影をする際には非常に利用しやすいスポットだと思います。

