ワンワールド加盟航空会社を利用する際に、空港ラウンジの場所や営業時間、利用資格などを簡単に調べられるスマートフォンアプリがあることをご存じでしょうか。
今回ご紹介する「Fly Oneworld(フライ・ワンワールド)」は、航空連合「oneworld(ワンワールド)」が提供する公式アプリです。
世界各地の空港ラウンジを検索できるほか、航空券の検索や加盟航空会社のステータス情報なども確認できる便利な機能が備わっています。
私自身もJALグローバルクラブ(JGC)の会員として、国内外の空港ラウンジを利用する際にこのアプリを活用しています。
今回は、私が特に便利だと感じている空港ラウンジの検索機能を中心に、実際のアプリ画面を使いながら、Fly Oneworldの機能や使い方をご紹介します。
Fly Oneworldとは?
Fly Oneworldは、日本航空(JAL)やアメリカン航空、キャセイパシフィック航空などが加盟する航空連合「oneworld」の公式スマートフォンアプリです。
世界各地の空港ラウンジの検索や、加盟航空会社のステータスに関する情報の確認、フライト検索など、ワンワールド加盟航空会社を利用する際に役立つ機能がまとめられています。
今回ご紹介するiPhone版は、AppleのApp Storeから無料でダウンロードできます。
アプリは英語表示ですが、操作方法は比較的シンプルで、英語が苦手な方でも基本的な使い方を覚えれば十分に活用できると思います。
アプリの画面下部には、「Lounges」「Flights」「My status」「Info」という4つのメニューが用意されており、目的に応じて機能を切り替えられます。
それぞれの機能について、実際の画面を使いながら詳しく見ていきましょう。
アプリ名: Fly Oneworld
提供元: oneworld Management Company
料金: 無料
対応端末: iPhone(今回紹介するiOS版)
表示言語: 英語

Fly Oneworldの魅力は空港ラウンジ検索!
Fly Oneworldの機能のなかでも、私が特に便利だと感じているのが、空港ラウンジの検索機能です。
ワンワールド加盟航空会社を利用する際、空港によっては複数のラウンジを利用できる場合があります。
例えば羽田空港の国際線では、JALのサクララウンジだけでなく、条件を満たせばキャセイパシフィック航空のラウンジなども利用できます。
しかし、普段から利用している空港であっても、他社のラウンジがどこにあるのか、何時まで営業しているのかまでは把握していないこともあるのではないでしょうか。
ましてや初めて訪れる海外の空港では、どのようなラウンジがあるのかを一から調べる必要があります。
そんなときに役立つのが、Fly Oneworldのラウンジ検索機能です。
空港名を入力するだけで、対象となるラウンジの一覧を確認でき、場所や営業時間、設備、利用対象のステータスなどをまとめて調べることができます。
それでは、実際に羽田空港のラウンジを検索してみましょう。
① ラウンジを検索したい空港を入力する
アプリを開くと、トップページに「Lounge search」という画面が表示されます。
ここがラウンジを検索するための画面です。

まずは「AIRPORT(空港)」と表示されている欄をタップし、ラウンジを検索したい空港を入力します。
空港名や都市名のほか、空港を表す3文字のIATAコード(3レターコード)でも検索できます。
例えば、羽田空港であれば「HND」、ロサンゼルス国際空港であれば「LAX」、ダラス・フォートワース国際空港であれば「DFW」と入力します。
また、「Tokyo」や「Los Angeles」など、都市名から検索することも可能です。
文字を入力すると画面下部に該当する空港の候補が表示されるので、検索したい空港を選択しましょう。

今回は羽田空港を検索するため、「HND」と入力して「Tokyo Haneda International Airport」を選択しました。
② 必要に応じて航空会社を指定する
空港の入力欄の下には、「AIRLINE」という項目があります。
ここには「Select an airline (optional)」と表示されており、日本語では「航空会社を選択(任意)」という意味です。
この欄をタップすると、ワンワールド加盟航空会社の一覧が表示され、特定の航空会社に関連するラウンジに検索結果を絞り込むことができます。

ただし、ワンワールドのエメラルドやサファイアのステータスを持っている方は、基本的に航空会社を指定せずに検索することをおすすめします。
ワンワールドの上級会員は、利用条件を満たしていれば、搭乗する航空会社とは異なる加盟航空会社のラウンジも利用できる場合があるためです。
ここで航空会社を指定してしまうと、検索結果が絞り込まれ、利用できる可能性のあるほかのラウンジを見落としてしまうことがあります。
一方、ワンワールドの上級会員資格を持っておらず、ファーストクラスやビジネスクラスの搭乗資格でラウンジを利用する場合には、搭乗する航空会社を選択して候補を絞り込む方法も便利です。
なお、航空会社を指定した検索結果は利用可能なラウンジを探すための参考情報であり、実際の入室資格を保証するものではありません。
今回は、ワンワールドの上級会員として利用できるラウンジを幅広く調べるため、航空会社は指定せずに検索します。
③ 検索結果から利用したいラウンジを探す
空港を選択すると、対象となるラウンジが一覧で表示されます。
今回の羽田空港の検索結果では、一番上にキャセイパシフィック航空の「Cathay Pacific Lounge」が表示されました。

検索結果には、ラウンジの名称とともに、利用資格や営業時間、設置場所、設備などの情報が表示されます。
特に便利なのが、ラウンジの名称の横に表示される色付きのマークです。
緑色はワンワールドのエメラルド、青色はサファイアを表しており、それぞれのステータスがラウンジの利用対象となっているかを一目で確認できます。
例えば、今回表示されたキャセイパシフィック航空のラウンジには、緑色と青色の両方のマークが表示されています。
また、「Terminal 3. Level 6. After Security」という案内から、羽田空港第3ターミナルの6階、保安検査通過後のエリアに位置していることがわかります。
営業時間も確認できるため、搭乗する便の出発時間に合わせてラウンジを選ぶ際にも便利です。
もちろん、JALのラウンジも検索結果に表示されます。

さらに、Fly Oneworldでは国際線だけでなく、国内線のラウンジも検索結果に表示される場合があります。

今回の羽田空港の検索結果には、「Japan Airlines Sakura Lounge (Domestic)」という名称で、第1ターミナルにある国内線サクララウンジも掲載されていました。
このように、Fly Oneworldは海外旅行だけでなく、日本国内の空港を利用する際にも役立つアプリです。
ただし、国内線ラウンジについては国際線と異なる利用条件が設定されている場合があるため、実際の利用資格は航空会社の公式情報で確認する必要があります。
④ ラウンジの詳しい情報を確認する
気になるラウンジを見つけたら、検索結果の下部にある「More about this lounge」をタップします。
すると、そのラウンジの詳細情報が表示されます。
今回は、羽田空港第3ターミナルにあるJALの「Japan Airlines Sakura Lounge」を選択してみました。

詳細画面では、ラウンジを利用できる対象者や設置場所などを確認できます。
今回のサクララウンジには、以下のような表示がありました。
First or Business Class:ファーストクラスまたはビジネスクラス
Emerald or Sapphire Tier:ワンワールドのエメラルドまたはサファイアのステータスを持つ会員
このように、搭乗クラスやワンワールドのステータスに応じた利用資格を確認できます。
また、ラウンジの設置場所は、次のように記載されています。
International Terminal. Level 4. Near Gate 114. After Security
これは「国際線ターミナル4階、114番搭乗口付近、保安検査通過後」という意味です。
羽田空港では現在の第3ターミナルに該当します。
初めて利用する空港では、ラウンジがどのターミナルの何階にあるのか、保安検査の前後どちらに位置しているのかがわかるだけでも、スムーズに移動しやすくなります。
ラウンジによっては内部の写真が掲載されていることもあり、訪問前にどのような雰囲気のラウンジなのかを確認できるのも便利なポイントです。
⑤ ラウンジの営業時間や設備を確認する
詳細画面をさらに下へスクロールすると、曜日ごとの営業時間やラウンジ内の設備なども確認できます。

今回のサクララウンジの画面では、すべての曜日で「06:00〜翌01:55」と表示されていました。
ただし、その下には英語で次のような注意書きがあります。
「ラウンジの営業時間はJAL便の運航スケジュールによって変更される場合があります。正確な情報についてはJAL公式ウェブサイトをご確認ください。」
実際に、2026年10月23日時点のJAL公式サイトでは、羽田空港第3ターミナルのサクララウンジ(4階)の営業時間は「5:30〜最終便出発まで」と案内されており、アプリ上の表示とは異なっています。
このため、営業時間についてはアプリの情報だけで判断せず、利用前に航空会社の公式サイトも確認することをおすすめします。
また、「FACILITIES(設備)」の項目では、ラウンジ内に備わっている設備を確認できます。
今回のサクララウンジには、次のような設備が掲載されていました。
- フライト情報表示モニター(Flight Information Screens)
- シャワー(Shower)
- トイレ(Restroom)
- ロッカー(Lockers)
- 喫煙エリア(Smoking Area)
- ビジネスセンター(Business Center)
- 車いす対応設備(Wheelchair Access)
- 空調設備(Air Conditioning)
- 静かな休憩スペース(Quiet/Relaxation Room)

さらに、「ENTERTAINMENT / COMMUNICATION(娯楽・通信設備)」の項目では、以下の情報も確認できます。
- テレビ(TV)
- 充電設備(Charging Facilities)
- 有線LAN接続(Ethernet Connection)
- 無料Wi-Fi(Free Wifi)
このように、ラウンジの場所や営業時間だけでなく、設備やサービスについても詳しく確認できるのがFly Oneworldの大きな魅力です。
例えば、長時間の乗り継ぎがある場合には、シャワーの有無や休憩できる設備、充電設備などを事前に調べておくと便利です。
複数のラウンジを利用できる場合には、それぞれの設備を比較し、自分の目的に合ったラウンジを選ぶ際にも役立つでしょう。
なお、アプリに掲載されている設備の情報は、実際の提供状況と異なる可能性があるため、特定のサービスを目的として利用する場合には、事前に確認しておくと安心です。
Fly Oneworldのその他の便利な機能
ここまでラウンジ検索機能をご紹介してきましたが、Fly Oneworldにはほかにもいくつかの機能が用意されています。
画面下部のメニューから切り替えられる「Flights」「My status」「Info」についても、実際の画面を使いながらご紹介します。
Flights|ワンワールド加盟航空会社の航空券を検索
画面下部の「Flights」をタップすると、フライト検索の画面が表示されます。

画面中央の「Search Flights」をタップすると、ブラウザでワンワールドのフライト検索ページが開きます。
このページでは、ワンワールド加盟航空会社のネットワークを利用した航空券を検索できます。
出発地や目的地、日程などを入力することで、希望する目的地までのフライトを調べられる仕組みです。
例えば、東京からホノルルまでのフライトを検索したり、複数の加盟航空会社を乗り継いで目的地まで向かう経路を探したりする際に活用できます。
ワンワールド加盟航空会社を中心に旅程を考えたい方には、面白い機能ではないでしょうか。
私自身も、どのような経路で目的地まで行けるのかを調べることが好きなので、旅行の予定がないときでも興味本位で検索することがあります。
一方、実際に航空券を購入する際には、ほかの航空券検索サイトや航空会社の公式サイトとも比較することが多いため、個人的にはラウンジ検索ほど頻繁に活用する機能ではありません。
それでも、ワンワールド加盟航空会社のネットワークを利用した旅行を考える際には、便利な機能だと思います。
My status|航空会社ごとのステータスを確認
続いて、画面下部の「My status」をタップすると、「Check your tier status」という画面が表示されます。
ここでは、加盟航空会社の会員ステータスが、ワンワールドのどのステータスに相当するのかを確認できます。

画面中央の「Select an airline」をタップすると、ワンワールド加盟航空会社の一覧が表示されます。
確認したい航空会社を選択すると、その航空会社の会員プログラムにおける各ステータスと、ワンワールドのステータスとの対応関係を確認できます。
今回は、日本航空(JAL)を選択してみました。

JALを選択すると、JGC PremierやJGC Diamond/JMB Diamond、JGC Sapphire/JMB Sapphire、JGC Crystal/JGC、JMB Crystalなどの会員区分が一覧で表示されます。
各会員区分の横にはワンワールドのステータスを表す色付きのマークが表示されており、どのランクに相当するのかを確認できます。
例えば、JGC Premierはエメラルド、JGC Sapphire/JMB Sapphireはサファイアとして表示されています。
この機能は、自分が利用している航空会社だけでなく、ほかのワンワールド加盟航空会社のステータス制度を知りたい場合にも便利です。
航空会社によって会員プログラムの名称やステータスの区分は異なりますが、ワンワールドの共通ステータスに置き換えることで、それぞれの位置づけを比較しやすくなっています。
ただし、アプリで各航空会社のステータスを確認できることと、実際の会員資格や特典が保証されることは別です。最新の資格条件や特典については、各航空会社の公式案内も確認しましょう。
Info|ワンワールドの概要や加盟航空会社の情報を確認
最後にご紹介するのが「Info」という機能です。
画面下部の「Info」をタップすると、「About oneworld」というページが表示されます。

この画面では、ワンワールドに関する基本的な情報を確認できます。
加盟航空会社の数や就航ネットワーク、空港ラウンジに関する情報などがまとめられており、ワンワールドがどのような航空連合なのかを知ることができます。
さらに、画面を下へスクロールすると、「MEMBER AIRLINES」という項目が表示されます。

ここには、ワンワールド加盟航空会社の名称やロゴが一覧で掲載されています。
航空会社をタップすると、その航空会社の公式ウェブサイトを開くことができます。
今回は、一覧から日本航空(JAL)を選択してみました。

このように、JALの公式サイトが表示されました。
現在では航空会社の公式サイトを検索エンジンから簡単に探せるため、特別に使用頻度が高い機能ではないかもしれません。
しかし、普段あまり利用する機会のない海外の航空会社について調べたいときなどに、一覧から直接公式サイトへアクセスできるのは便利だと思います。
実際にFly Oneworldを使って感じたメリット
ここまでFly Oneworldの主な機能をご紹介してきましたが、私がこのアプリを利用していて特に便利だと感じるのは、やはりラウンジ検索機能です。
私はJALグローバルクラブ(JGC)の会員であり、ワンワールドのサファイアステータスを保有しています。
そのため、JALだけでなく、ワンワールド加盟航空会社を利用する際にも、条件を満たせばさまざまな空港ラウンジを利用することができます。
普段から利用する羽田空港などでは、JALのラウンジの場所はある程度把握していますが、他社のラウンジについては、場所や営業時間を改めて確認したい場合があります。
また、2026年10月にはアメリカを旅行し、複数の空港を利用しました。
特に海外の空港では、初めて利用するターミナルも多く、ラウンジの場所や設備、利用資格などを事前に確認できることは大きなメリットだと感じています。
航空会社ごとのウェブサイトを一つずつ調べなくても、ワンワールド加盟航空会社のラウンジ情報をまとめて確認できることは、このアプリならではの便利さではないでしょうか。
もちろん、すべての機能が日常的に必要になるわけではありません。
フライト検索や加盟航空会社の情報確認などは、ほかのサービスでも代用できる部分があります。
それでも、ワンワールド加盟航空会社のラウンジ情報をまとめて調べたい方には、ぜひおすすめしたいアプリです。
Fly Oneworldを利用する際の注意点
便利なFly Oneworldですが、利用する際にはいくつか注意しておきたいことがあります。
ラウンジの検索結果と実際の利用資格は異なる場合がある
アプリにエメラルドやサファイアのマークが表示されていても、必ずそのラウンジを利用できるとは限りません。
ワンワールドのラウンジ利用には、搭乗する航空会社や便、会員ステータス、搭乗クラスなどに関する条件があり、一部例外も設けられています。
例えば、国内線のラウンジや一部の特別なラウンジでは、通常のワンワールド共通特典とは異なる条件が適用される場合があります。
実際にラウンジを利用する際は、ワンワールドや利用する航空会社の公式情報を確認するようにしましょう。
営業時間や提供サービスは変更される可能性がある
アプリには営業時間やラウンジの設備などが掲載されていますが、情報の更新が実際の運用に追いついていない場合があります。
今回ご紹介した羽田空港のサクララウンジでも、アプリとJAL公式サイトで営業時間の案内が異なっていました。
特に早朝や深夜の便を利用する場合、営業時間を誤って把握するとラウンジを利用できない可能性があります。
アプリは情報収集のために活用し、最終的な確認はラウンジを運営する航空会社などの公式サイトで行うことをおすすめします。
アプリの表示は英語が中心
今回使用したiPhone版のFly Oneworldは英語表示となっています。
英語が苦手な方は最初は少し戸惑うかもしれませんが、空港名を入力してラウンジを検索するだけであれば、それほど難しい操作は必要ありません。
本記事でご紹介した操作方法を参考に、ぜひ活用してみてください。
まとめ|ワンワールド加盟航空会社を利用するならおすすめのアプリ!

今回は、ワンワールド公式アプリ「Fly Oneworld」の機能や使い方についてご紹介しました。
Fly Oneworldには、空港ラウンジ検索のほか、フライト検索やステータス情報の確認、加盟航空会社の公式サイトへのアクセスなど、旅行に役立つ機能が用意されています。
なかでも、私が特におすすめしたいのがラウンジ検索機能です。
空港名を入力するだけで、ラウンジの場所や営業時間、設備、利用対象のステータスなどをまとめて確認できるため、国内外の空港を利用する際に非常に便利だと感じています。
特に、ワンワールドのエメラルドやサファイアのステータスを保有している方にとっては、利用できるラウンジを探すための心強いツールになると思います。
ただし、実際のラウンジ利用条件や営業時間については、航空会社の公式情報で最終確認することも忘れないようにしましょう。
Fly Oneworldは無料でダウンロードできるため、ワンワールド加盟航空会社を利用する機会がある方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

参考情報・公式サイト
※本記事は2026年10月23日時点で確認した情報と、実際のアプリ利用体験をもとに作成しています。アプリの画面構成や各機能、ラウンジの営業時間・利用条件などは変更される場合があります。

